深く呼吸する|考えていること|作業療法士 野村寿子

2013.10.02 / text

深く呼吸する
ウエストの少し上あたりの肋骨に手を当てて大きく深呼吸をしてみましょう。
呼吸をする時には肋骨の動きと共に背骨にも動きが生じます。
柔らかく背骨が伸び縮みすることを感じてみましょう。
良い姿勢とは、動くべきところを楽に動かすことのできる姿勢です。
若い女性によく見られる骨盤をしっかり立てて背中をピンと伸ばして座る姿勢は、
一見良い姿勢に見えますが、背中を固めてしまっているので、
実は背骨の動きが制限されて呼吸が浅くなってしまう姿勢なのです。
機能的で快適な良い姿勢とは、緊張しすぎず頑張らない状態で整った姿勢のことです。
骨盤を倒して背中を椅子に押し付けているようなダラッとした姿勢も、動かなければならない背骨と肋骨を
圧迫して深く呼吸することを妨げてしまっているので良くない姿勢だと言えます。
もう一つ深い呼吸のために大切なことは、横隔膜の位置を保つという事です。
横隔膜は肺の動きと共に上下します。その時に土台となる骨盤底の安定が横隔膜の動きに大きく影響します。
坐骨の位置がわかって骨盤の不安定さを解消し、適度な角度で骨盤を立たせ続ける事ができれば、
自然に呼吸が深くなるので、呼吸するための補助となる首の筋肉の負担も軽くなります。
無意識で行っている呼吸をより楽に深くすることは、すべての活動を快適にする基本となります。


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