仕事をする|考えていること|作業療法士 野村寿子

2013.11.10 / text

仕事をする
毎日のデスクワークで、私たちは電話を取ったり資料を探したり、
話しかけられて振り返って返事をしたりと様々な活動を行っています。
その活動には常にわずかな重心の移動を伴い、その度に頭が動き、その重みの影響を受け体は少しずつ歪み、
ねじれていきます。そして、その姿勢を修正することができないまま
次の活動を開始することをくり返しています。私たちの姿勢の問題は、正しい位置に戻ることできず、
歪んだままや丸まったままになってしまうことです。そして、
その継続した歪みや丸まりによるバランスの崩れが、仕事中の体の負担となって積み重なり、
疲労や痛みを引き起こしてしまいます。
活動には必ず姿勢の崩れが伴います。だから、重要なのは姿勢を固定的に崩さないことではなく、
崩したところから戻ることができて、いつでも正しい位置からスタートできることなのです。
また、姿勢を保つことと活動を行うことは常に同時に起っているので、
姿勢のストレスは肝心の仕事の効率を妨げてしまうことになります。
姿勢を保つことができなければ活動はうまくできませんが、
逆に姿勢を保つことに努力を払いすぎても活動することができないのです。
最も機能的な活動は、姿勢を保つ努力を最小に減らすことによって可能になります。
軽く姿勢を保つことを習慣化して、より仕事で頑張ることができるようになること、
仕事が終わってもまだ元気が残っているくらい疲れない姿勢を目指しましょう。


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