ストレッチする|考えていること|作業療法士 野村寿子

2013.12.07 / text

ストレッチする
私たちの体の骨はいろいろな形の関節でつながっています。
それぞれの関節によって動きやすい方向が違っています。
そしてその関節をまたぐように筋肉が配置されています。骨と骨のつなぎ目が関節ですから、
その方向を正しくするためには、骨の位置を正しく配置すればよいのです。
骨が正しく配置されれば、筋肉も正しく働きやすくなるのですが、
実はこの正しい位置を見つけるのがとても難しいのです。椅子に座って膝の位置をチェックしてみると、
膝が内に入ったり、外に広がっていたり、あるいは足を組んでいたり…本来の股関節から膝関節、
足部の関節までの流れを正しく配置して座っていることは非常に少ないことがわかります。
そして、その間違った位置のまま次の運動に移ることが、膝や股関節を痛める一因になっています。
関節は運動の方向を決めて重さの流れる通過点となるところなので、
動きやすい状態で保つことが必要です。関節をどの位置においてどちらの方向に動きを作るかが、
筋肉の走行に逆らわない正しいストレッチを行うポイントとなります。
また姿勢保持のために筋肉が過剰に働いている場合も効果的にストレッチをすることができません。
例えば背もたれの無い椅子に座っている時には、骨盤と背骨をつないでいる背中の筋肉は、
姿勢を保つために緊張状態を作っています。そのため身体を大きく前に動かそうとしても、
運動に矛盾が生じ、効果的に前に倒すことができないのです。体が硬いと思っている人でも、この運動の矛盾から解放されると大きく柔らかく体を動かすことができるようになります。


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