2015.10.06 / Thinking

車いす用モールドシートの開発

ピントモールドシートが2015年10月7日(水)〜9日(金)開催の第42回 国際福祉機器展H.C.R.2015 展示会に出展いたします。

ピントモールドシートは、豊富な臨床経験を持ち人の体と生活動作、車いすのことを十分に理解した作業療法士が、卓越した技術と、共に幸せでありたいという想いを込めて作った、快適な生活のための車いす用クッションです。ピントモールドシートの特徴は、非常に丁寧に行われる採型の過程にあります。運動学、解剖学だけでなく、作業療法学、生態心理学、フェルデンクライスメソッドに基づき、専門の技術を身につけたセラピストが直接人の体を触りながら適度な安定感と不快だと感じることのないボディライン、重力に対してちょうどいい方向と、体の位置を決めてくれる接触面を生み出していきます。それを最新のスキャナー技術で高精度のデータに置き換え、これまで以上に心地よい座位姿勢を生み出しています。

動きは姿勢に大きな影響を受けます。姿勢が崩れできないと思っていたことでも、姿勢が整うとできることがたくさんあります。たとえば「車での遠出は振動が体の負担になるから難しい」と思っていても、快適に体が支えられていると「車の振動が快適な揺れに変わる」こと。車いすから降りて違う椅子に座ることができれば、同じ活動でも気分が変わって新鮮に感じ意欲が高まること。
さまざまな場所で気軽に使っていただきながら、快適な姿勢と動きの習慣を身につけていただきたいと思います。


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